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【ロシアンブルーの特徴】かかりやすい病気や寿命、体重等

こんにちは!ペットショップ店員のRYOです。今回は、気品あふれる美しい猫種「ロシアンブルー」について、特徴や性格、寿命、体重、そしてかかりやすい病気などを詳しくご紹介します。

これからロシアンブルーをお迎えしようと考えている方、すでに一緒に暮らしている方も、ぜひ参考にしてくださいね。


ロシアンブルーとは?

ロシアンブルーは、青みがかった美しいグレーの被毛とエメラルドグリーンの瞳が印象的な猫種です。その上品な見た目から「ロシアの貴族猫」とも呼ばれています。原産国はロシアで、寒冷地に適した被毛を持ち、シルクのようなダブルコートが特徴です。

19世紀後半にイギリスで紹介され、以降、世界中で人気を集めるようになりました。日本でも「おとなしくて飼いやすい猫」として人気が高く、初めて猫を飼う方にもおすすめです。


ロシアンブルーの総合データ表

項目内容
おすすめ度★★★★★
性格おだやか・忠実・飼い主に甘えるタイプ
運動量普通〜やや多め(遊び好き)
平均寿命12〜15年
成猫の体重オス:3.5〜5kg / メス:2.5〜4kg
かかりやすい病気尿路結石、歯周病、肥満、糖尿病
飼いやすい点鳴き声が静か、抜け毛が少ない、頭が良い
飼いにくい点人見知りしやすい、ストレスに弱い
抜け毛少ない(ダブルコートだが毛が短い)
値段の相場15万〜30万円前後

ロシアンブルーの外見的特徴

ロシアンブルーといえば、何といってもその“青みがかった銀灰色”の毛並みです。この毛色は「ブルー」と呼ばれ、光の当たり方によって輝くように見えることから、まるでシルクのような質感を持ちます。被毛はダブルコートで、寒さに強いのが特徴です。

また、顔立ちはやや細長く、鼻筋が通った美しいプロポーション。目は丸みを帯びたグリーンで、知的で神秘的な印象を与えます。

体型はスレンダーで筋肉質。特に後ろ足が発達しているため、ジャンプ力も抜群です。平均体重はオスで3.5〜5kg、メスで2.5〜4kgほどと中型猫に分類されます。


ロシアンブルーの性格

ロシアンブルーの性格は「静かで落ち着いている」ことで知られています。無駄に鳴かず、室内でも静かに過ごすことが多いです。ただし、飼い主には深い愛情を示す一面もあり、信頼関係を築くとべったり甘えるようになります。

一方で、人見知りをする傾向があり、知らない人が来ると隠れてしまうこともあります。しかし、時間をかけて接すれば、心を開いてくれる繊細で誠実な性格をしています。

知能が高く、トイレやおもちゃの使い方もすぐに覚えるので、しつけやすい猫種です。


ロシアンブルーの寿命

ロシアンブルーの平均寿命は12〜15年ほど。猫の中では比較的長生きの部類に入ります。もちろん、生活環境や食事内容、運動量によっても変わってきます。

健康的な食生活とストレスの少ない環境を整えてあげることで、18歳以上まで生きる個体も珍しくありません。

長生きの秘訣

  • 栄養バランスのとれたフードを与える
  • 定期的に健康診断を受ける
  • ストレスを避ける静かな環境を保つ
  • 肥満を防ぐために遊びや運動を取り入れる

ロシアンブルーの体重と体型管理

ロシアンブルーはスレンダーに見えますが、実は筋肉質で引き締まった体をしています。成猫の平均体重はオスが3.5〜5kg、メスが2.5〜4kgほど。見た目よりもずっしりとした重みがあります。

ただし、見た目で体型を判断しにくいため、肥満に気づきづらい点に注意が必要です。触ったときに肋骨が軽く感じられるくらいが理想体型です。

体重管理のポイント

  • フードの量は体重に合わせて調整
  • 定期的に体重を測る(週1回がおすすめ)
  • おやつの与えすぎに注意
  • キャットタワーやおもちゃで運動量を確保

ロシアンブルーがかかりやすい病気

どんな猫種にも「なりやすい病気」があります。ロシアンブルーの場合、以下のような疾患に注意が必要です。

尿路結石(ストルバイト・シュウ酸カルシウム結石)

ロシアンブルーは尿路系のトラブルを起こしやすい傾向があります。特にオスは尿道が細いため、尿路結石ができると排尿困難になりやすく、放置すると命に関わることもあります。

予防法:

  • 水分を多く摂取させる
  • 尿pHに配慮したフードを選ぶ
  • 定期的に尿検査を受ける

歯周病

口の中のケアを怠ると、歯石が溜まり歯周病になります。口臭や食欲不振の原因にもなります。

予防法:

  • 猫用歯ブラシで週に数回の歯磨き
  • デンタルケア用おやつやサプリを活用

肥満・糖尿病

運動不足やカロリー過多が続くと肥満になり、糖尿病などの生活習慣病を引き起こすリスクが高まります。

予防法:

  • 適度な運動(遊び)を取り入れる
  • カロリー計算されたフードを選ぶ

ロシアンブルーの飼いやすい点

ロシアンブルーは初心者にもおすすめできる猫種です。飼いやすい理由をいくつか挙げてみましょう。

  1. 鳴き声が小さい — 騒がしくなく、集合住宅でも飼いやすい。
  2. 抜け毛が少ない — ダブルコートながらも短毛で、抜け毛掃除がラク。
  3. 知能が高く、しつけやすい — トイレやしつけをすぐに覚える賢さ。
  4. 清潔好き — 自分で毛づくろいをよく行い、体臭も少ない。

ロシアンブルーの飼いにくい点

ロシアンブルーにも少し注意が必要な点があります。

  1. 人見知りが強い — 慣れるまで時間がかかることがあります。
  2. ストレスに敏感 — 大きな音や環境の変化が苦手。
  3. 寂しがり屋 — 飼い主に依存しやすく、留守番が苦手な子もいます。

日常ケアのポイント

ロシアンブルーは比較的お手入れが楽な猫種ですが、定期的なケアは欠かせません。

  • ブラッシング:週に2〜3回。換毛期(春・秋)は頻度を増やす。
  • 歯磨き:口腔ケアを週2〜3回。
  • 爪切り:2〜3週間に一度。
  • 健康チェック:体重・被毛のツヤ・食欲を観察。

ロシアンブルーの価格相場

ペットショップでのロシアンブルーの価格は15万〜30万円前後が目安です。血統書付きやショータイプの猫は40万円を超えることもあります。ブリーダー経由だと、両親の血統や性格も確認できる点が安心です。

価格に影響する要素:

  • 親猫の血統
  • 毛並みや目の色
  • 性別(メスのほうが高値傾向)
  • 販売地域やショップの規模

まとめ:ロシアンブルーは上品で賢い癒し系猫

ロシアンブルーは、美しい見た目と穏やかな性格を併せ持つ猫です。人見知りで繊細な面もありますが、信頼関係を築けば最高のパートナーになってくれます。

静かに寄り添ってくれるその姿は、まさに“癒しの存在”。日々の暮らしを穏やかにしてくれるロシアンブルーと、一緒に幸せな時間を過ごしてみませんか?

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