こんにちは!ペットショップ店員のRYOです。
今回は「先住猫と子猫が仲良くなるまでの期間や方法」について、猫好きの皆さんに分かりやすくお伝えします。
「先住猫 子猫 仲良くなるまで」「先住猫 子猫 仲良くならない」「先住猫 子猫 仲良くなる方法」などのキーワードで調べている方は多いですよね。実際、私の店でも「新しく迎えた子猫が先住猫と全然仲良くしてくれない」という相談をよく受けます。
この記事では、実際の猫の性格や行動学を踏まえながら、無理なく仲良くさせるためのコツをたっぷりお話しします。
Contents
🐾 先住猫と子猫が仲良くなるまでの平均期間
結論から言うと、「猫同士が仲良くなるまでの期間」はおおよそ2週間〜3ヶ月が目安です。早い場合は数日で仲良くなることもありますが、時間がかかる場合は半年以上かかるケースも。
猫はとても縄張り意識の強い動物。突然知らない子猫が自分のテリトリーに入ってくると、先住猫が警戒したり、怒ったりするのは自然な反応なんです。
🔸 期間の目安
| 状況 | 仲良くなるまでの期間 | 備考 |
|---|---|---|
| 性格が穏やかな先住猫 | 1〜2週間 | 子猫をすぐに受け入れることもある |
| やや神経質な先住猫 | 1〜2ヶ月 | 時間をかけて慣らす必要あり |
| 高齢の猫・単独生活が長い猫 | 3ヶ月〜半年 | 環境変化に敏感。慎重な対応が必要 |
「うちの猫、もう3週間たっても仲良くならない…」と焦る必要はありません。猫それぞれのペースがありますので、焦らず、段階的に距離を縮めることが大切です。

🐱 仲良くなるまでのステップ
猫同士を仲良くさせるには、いきなり対面させるのではなく、「段階的に慣らす」ことが成功のカギです。
ステップ① 匂いで慣らす
最初の数日は、別の部屋で過ごさせるのが基本です。お互いの匂いをタオルなどに移して交換しましょう。
例:
- 先住猫の寝床に使ったタオルを子猫の近くに置く
- 子猫が遊んだおもちゃを先住猫の部屋に置く
猫は匂いで「これは敵か味方か」を判断します。匂いを通して存在を少しずつ受け入れさせましょう。
ステップ② 扉越しでのご対面
数日経ってお互いが落ち着いてきたら、ドア越し・ケージ越しに対面させます。まだ直接は触れ合わず、互いの存在を視覚的に認識する段階です。
このとき、威嚇したり唸るのは自然な反応。すぐに引き離すのではなく、短時間だけ様子を見ます。徐々にその時間を延ばしていきましょう。
ステップ③ 短時間の直接対面
お互いが穏やかに過ごせるようになったら、初めての直接対面です。ただし、最初は5分程度にとどめてください。喧嘩しそうな雰囲気があれば、すぐに間に入って止めます。
おやつを使ってポジティブな印象を与えるのも効果的です。たとえば、対面のタイミングで両方におやつをあげ、「一緒にいるといいことがある」と学習させましょう。
ステップ④ 一緒の空間で過ごす時間を増やす
徐々に一緒に過ごす時間を延ばしていき、最終的に自然と同じ部屋でくつろげるようになります。ここまで来れば、もう仲良しへの道はあと少し!
🧺 子猫を迎える準備チェックリスト
子猫を迎える前に、しっかりと環境を整えることがとても大切です。準備不足のまま迎えると、先住猫も子猫もストレスを感じてしまいます。以下のチェックリストを参考にしてください。
✅ 生活環境の準備
- 専用スペースの確保(先住猫と別の部屋が理想)
- 子猫用の寝床や毛布を用意
- 隠れられる場所(ダンボールやトンネル)を設置
- キャットタワーや登れる場所を確保
✅ 基本グッズの準備
- 子猫専用フード(年齢に合ったもの)
- フードボウル・水入れ(陶器またはステンレス製)
- トイレと猫砂(先住猫とは別に用意)
- 爪とぎ(複数あると安心)
- ケージ(隔離・慣らし期間に便利)
✅ 健康・安全面
- ワクチンや健康診断のスケジュール確認
- ペット保険の加入を検討
- 電気コードや危険物の片付け
- 窓やベランダの脱走防止対策
✅ 心構えの準備
- 先住猫のペースを尊重する
- 「すぐに仲良くならなくても大丈夫」と考える
- 毎日少しずつ時間をかけて慣らす心構えを持つ

🏠 迎え入れ初日の過ごし方
いよいよ子猫を家に迎える日。最初の一日をどう過ごすかで、その後の関係性が大きく変わります。ここでは、迎え入れ初日の理想的な流れをご紹介します。
午前:静かな環境を整える
子猫を連れて帰る前に、家の中を整理整頓し、静かな環境を作りましょう。テレビや音楽は控えめにして、来客も避けるのがベストです。
午後:子猫を専用部屋へ案内
帰宅後は、すぐに先住猫と会わせずに、準備しておいた子猫専用スペースに案内します。トイレやごはんの場所をゆっくり見せてあげましょう。
夕方:ごはん・トイレ・休息の確認
子猫が落ち着いたら、ごはんを少し与えてみます。トイレを使えるかどうかもチェックし、できたらたくさん褒めてあげてください。
夜:静かな夜を過ごす
初日は刺激が多いため、夜はそっとしておくことが大切です。無理に抱っこせず、安心して眠れる環境を整えましょう。
❓ トラブル時の対処Q&A
子猫を迎えてからの数週間は、思わぬトラブルが起きることもあります。ここでは、よくある質問とその対処法をまとめました。
Q1. 先住猫が子猫に威嚇するのは大丈夫?
→ 大丈夫です。最初のうちは多くの猫が威嚇します。無理に止めず、距離を取って落ち着かせましょう。数日〜数週間で落ち着くことがほとんどです。
Q2. 子猫が先住猫を追いかけ回します!
→ 子猫は遊びたくて追いかけるだけですが、先住猫にはストレス。おもちゃで子猫の遊び相手をして、エネルギーを発散させましょう。
Q3. ごはんの取り合いが起きる
→ ごはんは別々の場所・時間で与えましょう。同じ部屋での食事は、仲良くなってからが安心です。
Q4. 喧嘩が本気っぽい!
→ 毛が逆立ち、うなり声が激しい場合はすぐに引き離してください。ケージ越しに再び慣らすなど、ステップを戻してリトライします。
Q5. 子猫が鳴き止まない
→ 環境に慣れていないサインです。抱っこせず、優しく声をかけて見守りましょう。徐々に安心して落ち着きます。

🐾 仲良くなってきたサイン
先住猫と子猫の関係が少しずつ良くなってくると、次のような行動が見られます。
- 一緒に寝る・近くでくつろぐ
- 互いに毛づくろいをする(グルーミング)
- おもちゃを奪い合うことが減る
- ごはんの時間に同じ空間にいられる
🐱 それでも仲良くならない場合の最終手段
どんなに努力しても仲良くならないケースもあります。そんなときは、無理に一緒にさせるよりも住み分ける選択も大切です。
✅ 住み分けの工夫
- 別々の部屋で過ごす時間を作る
- ごはんやトイレの場所を分ける
- 飼い主が交互に遊んであげる
🐾 まとめ:焦らず、猫たちのペースで
「先住猫と子猫が仲良くなるまで」は、猫の性格・環境・経験によって大きく異なります。焦らず、ゆっくり見守ることが何より大切です。
あなたの優しいサポートで、先住猫と子猫が素敵な関係を築けるはずですよ。

💬 最後に
もし「うちの先住猫 子猫 仲良くならない」と悩んでいる方は、決して自分を責めないでください。仲良くなる方法は1つではありません。猫たちの性格や生活リズムを見ながら、ゆっくりと歩み寄っていけば大丈夫です。
それぞれの猫に合った「仲良くなるまでの道のり」を、ぜひ楽しみながら見守ってあげてくださいね。